こんにちは!
心と体のBefore Afterを作る専門家、みゆきです。
今日は「姿勢」についてのお話です。
みなさんはご自身の姿勢に自信がありますか?
それとも「姿勢が悪いから直さなきゃ」と思ったことはありますか?
実は私は昔から
「姿勢が良い人」
として見られていました。
でも体はいつもしんどかったんです。。。
なぜなら
それは「無理やり作った良い姿勢」だったから。
人間の体って不自然な状態を続けると
違和感が出るようにできているんですよね。
そのサインを無視し続けていた私の経験をもとに
今日は姿勢のことを深掘りしてみます。
「背筋を伸ばしなさい」の落とし穴
「背筋を伸ばしなさい!」
昭和育ちのアラフォー世代にはおなじみのフレーズかもしれません。
私も小学校の頃からずーっと言われて育ってきました。
授業中は机から背中を離して
お腹と机の間にこぶし一つ分の空間をつくって
「背筋ピン!」
体育の時間も
気をつけの姿勢でも体育座りでも
「背中を伸ばす」のが当たり前でした。
でもこの「背筋ピン!」って
めちゃくちゃ苦しくないですか?
背中を無理に伸ばすことで
呼吸が浅くなったり
背中がバキバキになったり……
それって「良い」姿勢とは言いにくいですよね。
背骨にはS字カーブがある
私たち人間の背骨には
本来「S字」のカーブがあります。
これにはちゃんと理由があるんです。
頭の重さを分散するため
私たちの頭はボウリングの球と同じくらいの重さ
約5kgもあります。
この重みを支えるのが背骨です。
もし背骨にカーブがなく
真っすぐだったら?
頭の重さがそのまま一箇所にかかって
負担が大きくなりすぎてしまいます。
でもS字カーブがあることで
その重さを分散し
背骨全体でバランスよく支えられるようになるんです。
衝撃をやわらげるため
私たちは日々
地面からの衝撃(歩く、走るなど)を受けています。
S字カーブはそんな衝撃を吸収・分散してくれる
クッションのような役割も果たしています。
内臓を守るため
さらにS字カーブは
内臓を守るためにも大切。
背筋を無理に伸ばしすぎると
内臓のスペースが窮屈になり
本来あるべき位置からズレてしまうこともあるんです。
現代人とS字カーブの崩れ
今、S字カーブが崩れている人は
とても多いです。
その理由のひとつが
冒頭で話した「背筋ピン」の習慣。
もうひとつは
現代の生活スタイル。
昔は日常動作の中で背骨を自然に使う機会が多かったけれど
今は家事も家電がやってくれる時代。
洗濯板で洗濯していた時代は
背中から腕全体を大きく動かしていたけれど
今は指先ひとつで洗濯完了。
背中を動かす機会が圧倒的に減っているんです。
背骨を動かさなくなると
その代わりに腕や脚が余分にがんばりすぎて
肩こりや脚の太さの原因にもなります。
ではどうすれば
良い姿勢を取り戻せるのでしょうか?
良い姿勢をつくるために必要なのは「背骨の動き」
「背筋を伸ばす」よりも先にやるべきなのは、
背骨が本来持っている“動き”を取り戻すこと。
おすすめなのは、赤ちゃんの動きに戻ること。
赤ちゃんって教わってもないのに
ズリバイ→ハイハイ→おすわり→つかまり立ち
と、順番に体を発達させていきますよね。
この順番こそが
背骨のS字カーブを自然に育ててくれる最適なプログラムなんです。
大人も同じ。
無理に背筋を伸ばすより
まずは「寝転がって、コロンと寝返り」を打ってみる。
お布団の上でできる
背骨を育て直す第一歩です。
私はこれを「転がるワーク」と呼んで
実際に多くの方が
「軽くなった!」「立ちやすくなった!」と感じています。
ぜひ!つべこべ言わず(笑)
まずはやってみてください。
美姿勢でいるだけで
その人の雰囲気や存在感がぐっと増します。
力まず自然な体を育てるために
まずは背骨の動きを取り戻すこと。
それが
呼吸がしやすく
疲れにくく
自分らしく整った体への第一歩です。
一生懸命「良い姿勢」をがんばってきた方こそ
ここからは「がんばらない整え方」を一緒に見つけていきませんか?
今後もこのブログでは
そんなBeforeAfterのヒントをお届けしていきますね。
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